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歯磨きガムは犬に危険?良くないと言われる理由やデメリットは?

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愛犬のデンタルケアに手こずっているという方は多いのでは?

歯磨きをしてあげるのが一番良いことは解っているけれど、嫌がる子も多いですよね。

そんな時、便利なアイテムが歯磨きガム!

犬もおやつとして喜んでかじってくれるし、デンタルケアにもなるなら一石二鳥^^

その一方で、歯磨きガムは「犬に良くない!」「危険!」というのも耳にします。

歯磨きを嫌がる犬にとってのメリットしか思いつかないのですが、デメリットとはどういうものなのか気になります。

何がどう危険なんだろう。

犬にとって良くないことや危険があるのなら、知っておきたいですよね!

今回は、歯磨きガムについてメリット・デメリットを調査してみました。

 

歯磨きガムは犬に危険?

愛犬が歯磨きを嫌がる子なら、歯磨きガムを使っている飼い主さんは多いことでしょう。

危険だとか良くないという声もありますが、正しく使用すれば口内環境を清潔に保つ効果が期待できます。

正しく使えば便利なものなんだね!

もちろん、間違った方法で与えた場合や、与え方によっては危険な場合も!

どんな与え方が危険なのか、後半で詳しく説明していきますので、最後までご覧くださいね。

犬の口内環境やデンタルケアの為には、犬用歯ブラシ等を使っての歯磨きが最も大切なことであるということを認識しておきましょう。

あくまでも歯磨きガムは、デンタルケアの補助として正しい方法で使用するものです。

ケアの補助として使用するのには、とても便利なアイテムなんですよ^^

では、補助的役割とはどういうことなのか、歯磨きガムのメリットについても、ご紹介していきたいと思います。

 

歯磨きガムはデンタルケアの補助的役割!

歯磨きガムが“危険な物”であるというのは、少し言い過ぎだと思います。

前述のように、正しい使用方法として使えば効果が期待出来る便利アイテム(^_-)-☆

デンタルケアの補助として使えば、歯垢が付くことだけでなく虫歯や口臭を予防出来ます。

本来なら、犬の歯の為にはしっかりと歯磨きをしてあげることが大切。

最近では、犬用歯ブラシだけでなく歯磨きシートや指サックタイプのものなど、種類も豊富になりました。

いろいろな種類が売られているよね。

それでも、口の中を触られるのに抵抗がある犬も多いですよね。

歯ブラシと交互に使ったり、どうしても嫌がる時や体調が良くない日などに補助として歯磨きガムを使うのが良いでしょう。

正しい与え方は、こちらになります。

  • 与えっぱなしにはせず、飼い主の手で第4前臼歯(近くに唾液の出る場所があり、唾液中のカルシウムが沈着して歯石がつきやすい)を狙って噛ませる
  • 口の横から差し入れ、少しずつ送りながら噛ませていく
  • 同じように左右しっかりと噛ませる
  • 犬が十分に噛まないまま飲み込んでしまわないように、最後まで飼い主が手で持ったまま与える
    *第4前臼歯とは、上あごにある一番大きな奥歯

歯磨きガムは、おやつ感覚で与えっぱなしにするのではなく、正しい与え方をすることが大切です。

 

歯磨きガムの選び方のポイント4つ!

次に、歯磨きガムの選び方のポイントは、こちらの4つになります。

  • 硬すぎないこと
  • 歯の隙間に密着できる
  • 繊維質で嗜好性が良い
  • 適正サイズを選ぶ

一つずつ見ていきましょう。

  • 硬すぎないこと

あまりにも硬いと歯の表面がすり減る、歯が折れるなどのリスクがあります

  • 歯の隙間に密着できる

密着できる形状のものなら、歯垢をかき出す効果が期待できます

  • 繊維質で嗜好性が良い

繊維質のものだと長い時間噛むことが出来ますし、美味しい方が愛犬も喜んで噛んでくれます

  • 適正サイズを選ぶ

大型犬には大型犬用、小型犬には小型犬用を商品の表示を確認の上、購入することが重要!

大は小を兼ねませんし、その逆も然りなので、必ず犬のサイズに合った商品を選ぶようにします

愛犬に合うものを選んであげないとだね!

喉や食道に詰まりやすく、誤飲しやすい大きさのものや、消化不良を起こしやすいようなものは避けるようにしましょう。

 

歯磨きガムが犬に良くないと言われる理由やデメリットについて調査!

前半では、主に歯磨きガムのメリットと言えるようなことを中心にお伝えしてきましたが、「良くない」という意見も耳にしますね。

確かに与え方によっては、「良くない!」「危険!」と言われるような事態になる可能性も否定できません。

何がダメなんだろう。

なぜ「良くない」と言われているのか、どんなデメリットがあるのか、詳しく調べてみました。

後半も、お見逃しなく最後までお付き合いくださいね!

 

歯磨きガムが良くないと言われる理由3つ!

犬に歯磨きガムを与えるのは良くないと言われている理由は、主に3つあります。

  • 硬すぎて歯にダメージを与える
  • 添加物が多いものがある
  • 丸飲みしてしまうと誤飲事故に繋がる恐れがある

一つずつ、見ていきましょう。

 

硬すぎて歯にダメージを与える

前半でも硬すぎるガムのリスクをお伝えしたように、折れたり欠けたり割れてしまうようなこともあります。

あまりにも硬すぎるものは避けた方が良いでしょう。

特に3キロ以下の超小型犬や10歳以上のシニア犬は注意してください。

 

添加物が多いものがある

犬用の歯磨きガムは、天然素材で作られているものが多いのですが、中には添加物を多く使っているものもあります。

特に危険なのがキシリトールで、小型犬や中型犬では人間用のガム1粒で中毒量になります。

最近は、キシリトール配合の犬用おやつはほとんど売られていませんが、人間のものを誤飲する可能性もあるので覚えておいてください。

また、ローハイドと呼ばれる骨型のガムには、化学薬品、人工着色料や防腐剤などの添加物が多く含まれているものがあります。

パッケージの裏面をよくチェックしてから購入するようにしましょう。

 

丸飲みしてしまうと誤飲事故に繋がる恐れがある

大きすぎたり、両サイドが結んであるガムなどは、気管や食道に詰まらせる誤飲の危険性があります。

柔らかいから大丈夫だと思っても、犬が噛むことで粘度が増し、喉や食道に貼りつくことも!

腸閉塞を起こしたり、窒息したりする危険性もあり、最悪の場合は死亡事故になる可能性もあります。

そんなことになったら大変!

ガムを噛んでいる時は、絶対に目を離さないようにしてください。

 

歯磨きガムのデメリットを調査!

歯磨きガムのデメリットとしては、前項の「良くないと言われる理由3つ」で挙げたものが主になりますが、他にも体質に合わないと下痢・嘔吐といった症状が出ることもあります。

また、これだけで完全に歯垢を取り除けるというものでもありません。

歯磨きガムが良くないと言われる理由がご理解頂けたのではないでしょうか?

よくわかったよ。

どれも内容を理解して注意すれば防げることなので、飼い主さんが気を付けてあげることが大切です。

では実際に、歯磨きガムの危険性をSNSに投稿されている例を見てみましょう。

こちらのワンちゃんは、骨型のガムを喉に詰まらせて来院したようです(>_<)

間一髪で助かったとのことで、良かったですね^ ^

また、歯が割れてしまったという声も見つかりました!

抜歯することになってしまい、飼い主さんも後悔されているようです(/_;)

そうだよね。

このように実際の投稿を見ると、危険性や与え方には注意しなければならないことを身に染みて感じますね。

 

まとめ

本当に歯磨きガムは犬にとって「良くない」「危険」 な物なのか、気になっていた方の疑問にお答えできたのではないかと思います。

確かに歯磨きガムにはデメリットと言われることがあるのも確かです。

しかし、一概に「危険で良くないものだ」と決めつけるのも乱暴すぎるのではないでしょうか?

メリットもたくさんあるもんね!

実はわたしも、歯磨きガムをきちんと手に持って与えなければならないことなど初めて知りました(;^_^A

その商品について理解し、愛犬に合ったものを正しい与え方をすることで、犬のデンタルケアの補助としてはとても役に立つ便利なアイテムですよね!

デメリットの心配ばかりして「使わない!」と決めてしまうのは、もったいないかもしれませんよ^^

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