となりのトトロの都市伝説とは？メイのサンダルの噂の真相も調査

2024年11月21日

映画『となりのトトロ』はスタジオジブリを代表する作品ですが、都市伝説があることでも知られています。「サツキとメイは死んでいる」説など、死に関連する内容のものが多いようですが、どこまでが本当なのか気になりますよね。

池で発見された子供用のサンダルも本当はメイの物ではないかと見られているようです。そこで今回は、『となりのトトロ』の都市伝説の内容と噂の真相を調査いたしました。

『となりのトトロ』の都市伝説

『となりのトトロ』の都市伝説は以下の通りです。

サツキとメイが死んでいる
トトロが死神
お地蔵さんにメイの名前がある
ネコバスはあの世行きのバス
狭山事件がモデルになっている

死を連想させる内容ばかりですが、都市伝説は全てただの噂であって、宮崎駿監督の意図するものではありません。スタジオジブリも2007年に『ジブリ日誌』で完全否定しています。ではなぜこのような都市伝説が生まれたのか、詳しく見ていきましょう。

サツキとメイは死んでいる

https://twitter.com/nomaneko_world/status/1786950959333265715

『となりのトトロ』の都市伝説1つ目は「サツキとメイは死んでいる」です。サツキとメイが死んでいるとされる理由は、2人の影が描かれていないからだといわれています。確かに、生き物がいる限り影はあるはずなので、影がないのは不自然ですよね。

しかし、これは時間帯を表すために施された演出です。太陽の光を浴びている午前中は影を作り、夜は影をなくすことで時間の経過を表現したといいます。

トトロが死神

https://twitter.com/0611_f/status/1294261082609999872

『となりのトトロ』の都市伝説2つ目は「トトロが死神」です。トトロ死神説は、サツキとメイが死んでいるという都市伝説から派生したと考えられます。

お父さんや近所の人達にはトトロの姿が見えないのに、サツキとメイには見えるのは死期が近いからではないかと解釈されたようです。しかし、トトロが死神という説もスタジオジブリが意図したものではありません。

公式はトトロの正体を「妖怪のような生き物」としています。

お地蔵さんにメイの名前がある

https://twitter.com/toshidensetsu13/status/500266332449820673

『となりのトトロ』の都市伝説3つ目は「お地蔵さんにメイの名前がある」です。道に迷ったメイがお地蔵さんの所で座り込むシーンがありますが、その中の一体に「メイ」という文字が刻まれているといわれています。

しかし、スローやコマ送りにしても「メイ」の文字は確認できません。スタジオジブリがサツキとメイが死んでいる説を否定しているため、お地蔵さんにメイの名前があるというのも後付けのデマということになります。

ネコバスはあの世行きのバス

https://twitter.com/animemythology/status/1634919475761016832

『となりのトトロ』の都市伝説4つ目は「ネコバスはあの世行きのバス」です。ネコバスもトトロと同様にサツキとメイ以外からは見えないため、死んでいる人をあの世へ送り届ける乗り物と解釈された可能性があります。

また、ネコバスの行き先に「墓道」があることも理由の1つとなっているようです。しかし、田舎だと今でも道の脇にお墓が立っている場所はあるので、やはり後付けなのでしょう。

狭山事件がモデルになっている

https://twitter.com/animeno_/status/1633275947821727744

『となりのトトロ』の都市伝説5つ目は「狭山事件がモデルになっている」です。狭山事件とは1963年に埼玉県狭山市で起きた誘拐事件のことで、1人の女の子が犠牲になりました。事件が起きた狭山市は所沢市と隣接していることもあり、宮崎駿監督が事件をモデルにしたのではないかと思われたようです。しかし、狭山事件をモデルにしたという説もスタジオジブリが公式に否定しています。